ポケモンGOの回答詳細

結論から言うと、同じレベル・個体値なら、ギャラドス（ドラゴンテール/逆鱗）とラプラス（氷の息吹/吹雪）のカイリューに対する攻撃性能はほぼ同じです。
ギャラドスが鋼の翼を軽減できることを加味しても耐久力でラプラスの方が勝るので、総合的にラプラスを超えたとは言えませんが、十分代用できるはずです。

今回はまず、計算で考察するのをやってみようと思います。
やり方がわかれば誰でもできる計算です。

まずは攻撃時のタイプ倍率を比較します。
ギャラドスは両技とも、タイプ一致はなく、弱点を突くので1.25倍です。
ラプラスは両技とも、タイプ一致で、2重で弱点を突くので、倍率は1.25×1.25×1.25＝1.953125倍です。
倍率はラプラスが1.5625倍上回っています。

続いて攻撃力です。
ギャラドスの種族値は237、ラプラスは165です。
ともに個体値最大だとすると、15を加算して252、180となります。
同レベルならば、攻撃力はギャラドスの方が1.4倍上回っています。

ここまでで、技の性能が同じならば、ラプラスの方が1.5625/1.4≒1.116倍与えるダメージが大きいことがわかります。

では技の性能を見ます。
通常技とゲージ技の組み合わせDPSで考える必要があります。

ドラゴンテール　威力15　チャージ9　1.1秒
逆鱗　　　　　　威力110　消費50　3.7秒

氷の息吹　　　　威力10　チャージ8　0.9秒　
吹雪　　　　　　威力130　消費100　3.1秒

なお、ゲージ長押しの1秒はほとんどの場合その全部又は一部を他の行動にかぶせるので、一律に1秒かかるとするよりも長押し時間を考慮しない方がかえって実戦に近いので、ここではそのようにします。

まずは、敵からの被ダメージによるチャージがないとした場合に、ゲージ技1発分のゲージを貯めるのに平均何発、通常技を打つ必要があるかと、その時間を求めます。

テール　50÷9＝5.56発　5.56×1.1秒＝6.11秒
息吹　　100÷8＝12.5発　12.5×0.9秒＝11.25秒

テール/逆鱗の組み合わせなら、「テール5.56発分と逆鱗1発のダメージ」を、「6.11＋3.7秒」で与えるというのが平均のペースになります。

（15×5.56＋110）÷（6.11＋3.7）≒19.7

これが被ダメチャージを考えない場合の組み合わせDPSです。
同様に氷の息吹/吹雪では

（10×12.5＋130）÷（11.25＋3.1）≒17.77

となります。
この時点で19.7/17.77＝1.109倍テール/逆鱗が強いです。

さらに、実戦では被ダメチャージの影響も無視できないので、それも考慮します。
この見積もりは難しいのですが、シミュレート結果から、同レベルのカイリュークラスの攻撃力の相手で等倍で受ける場合は、自分の通常技によるチャージと被ダメチャージの比率は、回避なしの場合でおよそ半々、ゲージ技のみ回避でだいたい3:1程度になることがわかっているので、ここではゲージ技のみ回避として通常技の割合を0.75倍します。

テール/逆鱗
（15×5.56×0.75＋110）÷（6.11×0.75＋3.7）≒20.82
氷息吹/吹雪
（10×12.5×0.75＋130）÷（11.25×0.75＋3.1）≒19.39

→テール/逆鱗が20.82/19.33≒1.077倍強い

さて総合します。
先ほど、技の性能を考えない場合はラプラスの方が1.116倍攻撃性能が高いことが分かっています。
技の性能は、ゲージ技のみ回避なら、ギャラドスの方が1.077倍組み合わせDPSが高いです。
合わせればラプラスの方が1.116/1.077≒1.036倍強い…となりますが、被ダメチャージの見積もりにあいまいさを含んでいるので、これはもう、カイリューに対する攻撃性能はほぼ同じと考えていいです。
実戦では誤差の範囲で、どちらが速くなることもあるでしょう。

では最後に実戦形式のシミュレートをしてみます。

【vsカイリューCP3453ドラゴンテール/げきりん】
（ゲージ技のみ回避。全て15/15/15 Lv37.5）

ギャラドスCP3164
討伐時間：24.25
残りHP：31％

ラプラスCP3164
討伐時間：24.75
残りHP：45％

ほぼ計算による考察の通りの結果になりましたね。
0.5秒の差はギャラドスが優位というより回避タイミング等の都合でこの条件ではこうなったと理解して下さい。。

こんな感じで四則演算のみで有利不利はかなり正確に予想できます。
電卓叩いてもできますし、ちょびっとでもエクセルを使ったことがあれば（なくても簡単ですが）、一度上記の式を入れちゃえばとても便利ですよ。