ポケモンGOの回答詳細

まずEPS（ゲージチャージ量）は置いておいて、でんきショックとスパークそのもののダメージについてですが、ギャラドスのように大弱点の敵に対してはおおよそDPSどおりの差となります。

ダメージ計算式は

（攻撃力/防御力）×技の威力×各種倍率÷２ ＋ １
※小数点以下切捨

となっています。

諸条件がイーブンなら技の威力を２で割ってから１を足すという式ですので、効きづらかったり防御力が高い相手であるほどでんきショックとスパークの1発ずつのダメージの差の比率は小さくなり、極端な場合同じになります。

例えば、敵のでんき系耐性が等倍（各種倍率はタイプ一致のみで1.25）、相手の防御力が自分の攻撃力の1.5倍の場合、

でんきショック
（100/150)×5×1.25÷2＋1=3.083
切捨→3

スパーク
（100/150)×7×1.25÷2＋1=3.917
切捨→3

ダメージが同じなので、こうなると発動の早いでんきショックの方が強いですね。

しかし、タイプ一致で大弱点の場合は、各種倍率は
1.25×1.25×1.25=1.953125
となり、式中の「÷2」とほぼ打ち消し合います。
攻撃力と防御力が同格であれば、だいたい技の威力がそのままダメージになります。

ライチュウの攻撃力の種族値は200、ギャラドスの防御力の種族値は196ですので、ともに個体値が15でポケモンレベルが同じだった場合は次のとおり。

でんきショック
（215/211)×5×1.953125÷2＋1=5.975
切捨→5

スパーク
（215/211)×7×1.953125÷2＋1=7.966
切捨→7

実際のダメージが技の威力とちょうど同じになったので、この場合は攻略サイトに載っているDPSと同じ結果になります。

でんきショック
5÷0.6=8.333/秒

スパーク
7÷0.7=10/秒

スパークの方が10/8.333=1.2倍のスピードでダメージを積み重ねられます。
防衛時のギャラドスのHP約300を通常攻撃だけで削った場合は、でんきショック約36秒、スパーク約30秒です。


次にEPSの違いについてです。
でんきショックもスパークもどちらも1発でゲージが8%ずつ貯まります。
そのため発動の早いでんきショックの方がEPSがよい、つまり早くゲージが貯まります。

被ダメージの半分のゲージも貯まるので、かみなりを打つためには通常攻撃を11～12発打つ必要があると思われます。

12発とすると、でんきショック7.2秒、スパーク8.4秒です。
でんきショックの方が1.2秒早くかみなりを打つことができます。

これにより、一時的に通常攻撃のダメージ差を追い越してでんきショックの方がぐっと蓄積ダメージが上回る瞬間があります。
かみなりでトドメを刺した場合や、その直後の通常攻撃でトドメを刺した場合など、でんきショックの方が早く敵を倒せる場合があります。

実際に先ほどの同レベル・個体値MAXどうしのギャラドスの場合でシミュレートしてみると、

かみなり
（215/211)×100×1.953125÷2＋1=100.508
切捨→100
※クリティカルでない場合

かみなりを1発撃ち終わったとき、

でんきショック
蓄積ダメージ160・12.5秒

スパーク
蓄積ダメージ184・13.7秒。

その後ハイドロポンプ直撃なら被ダメージは69、回避なら18。
かみつくのダメージは4。

2発目のかみなりはハイドロ直撃の場合は通常攻撃8発、回避の場合は通常攻撃11発で打てると考えます。

ハイドロ直撃の場合、2発目のかみなりを打つ直前の時点で、

でんきショック
蓄積ダメージ200・17.3秒

スパーク
蓄積ダメージ240・19.3秒

ハイドロ回避の場合は、

でんきショック
蓄積ダメージ215・19.1秒

スパーク
蓄積ダメージ261・21.4秒

ギャラドスが30レベル超の時は防衛時のHPは300前後ですので、どちらもそこからかみなりでトドメを刺せます。
あるいはその直後の通常攻撃で倒せます。

HPが240以下になるのは20レベル以下です。

ですからだいたいレベル20以上で、同レベルの防衛ギャラドスを攻める場合、2発目のかみなりあるいはその直後の攻撃でトドメを刺すことになる可能性が高く、その場合はかみなりを早く打てるでんきショックの方が早くギャラドスを倒せそうです。

長くなりましたが詳細に分析してみました。