ポケモンGOの回答詳細

ニョロボンがかくとうタイプのランキング１位ということで、どこかにそのようなランキングが出ていたのだと思いますが、それについては疑問に思います。
単純にかくとうタイプのポケモンとしても、ＣＰランクはカイリキーに次いで2位です。
また、通常技にかくとうタイプがなく、ゲージ技も威力の小さいじごくぐるましかないので、かくとう技の使い手という意味ではランクインには相応しくない状況です。

ただ、じごくぐるまについては、評価が見直される可能性ももしかしたらあるかもしれないと思っています。
どうもエフェクトで相手の動きを一瞬（1秒程度？）止める効果があるようなのですが、もし相手の技の進行や防衛側の2秒のインターバルの進みなど相手の全ての時間を止めているのだとしたら、実質的には自分が1秒短く発動したのと同じ効果だと言えます。
仮にそうだとすると、停止1秒の場合、実質発動時間はわずか1.1秒の技となり、DPSは約28と一気に最強クラスの技になります。
今後の研究に内心期待している技だったりします。
（最近気づいたのですが、GameWithのゲージ技データは長押しを1秒として発動時間に1秒足してあるので注意です。実際には長押しは通常攻撃に被せられますので、それは適当でないと考えています。）

なお対カビゴンについてですが、カビゴンの唯一の弱点がかくとうタイプなものの、防衛時により強いしねんのずつきカビゴンがしねんのずつきで弱点を突き返してくるので、カビゴンにかくとうタイプのポケモンで挑むことじたいがイマイチです。
かくとうタイプ最強でスペシャリストのカイリキーでさえ、攻撃側として同レベルのカビゴンに攻撃する場合、したでなめるのカビゴンなら倒せますが、しねんのずつきカビゴンには大差で負けてしましいます。
カビゴンが防衛時に最強のゆえんの一つです。
ではかくとうタイプでないポケモンにかくとう技を使わせたらどうかと思うかもしれませんが、弱点の倍率はタイプ一致の倍率と同じ1.25倍です。
タイプ一致でない弱点技と、弱点でないタイプ一致技は同じ条件なので、それならかくとう技にこだわらず弱点でなくても能力の高いポケモンでタイプ一致技を使った方がいいですね。

さて、ニョロボンが攻撃側としてどうかについてです。
決して弱くはなく、かなり強い部類です。
下記のサイトの計算方法でランク付けすれば、あわ/ハイドロポンプのニョロボンは全ポケモン中12位の総合戦闘力です。
https://gamy.jp/pokemongo/pokemongo-total-perf-ranking
お好みでシャワーズの代わりに使ってもいいとは思います。

ただ話題になっていないのは、水攻撃をしたいならやはりシャワーズの方が強くて手に入りやすく、ニョロボンの方がいいという場面がほとんどないからですね。
ゴローニャやサイドンに対してはいわ技を軽減できるという利点がありますが、上記ページのとおりあわ/ハイドロポンプのニョロボンが死ぬまでに敵に与えられるダメージはみずてっぽう/ハイドロポンプのシャワーズの約75％なので（それでもかなり強い方ですが）、軽減してタフさが1.25倍になってもやはりシャワーズに追いつけてはいないです。
みずてっぽうの方が敵の攻撃をかわしやすい利点もありますね。

では他の技ならどうかといえば、じめん攻撃をしたいならゴローニャなどの方がいいし、かくとう攻撃をしたいならカイリキーの方がいいし、こおり技を使うにも通常技が両方カイリューに軽減されるしということで、やはりニョロボンを使いたい場面があまりないです。
現在のように攻撃側が一方的に相手に対して有利なポケモンを選べるバトルでは、攻撃側はどうしても集中して弱点を突けるスペシャリストが強いということになります。

ただ逆に防衛時には、こおり技は水タイプの弱点を補う補完性が高く、カイリューの大弱点でもあるのでとても強いです。
こういった弱点を突きづらくカイリューに強いポケモンは、対人バトルが実装されたときにもスポットが当たる可能性があります。
またあわは最も重い通常攻撃＝防衛時に最強の通常攻撃なのも強みです。
あわ/れいとうパンチのニョロボンが同じレベルのフシギバナやカイリューに攻められた場合、1体で防衛しきることはギリギリできませんが、瀕死にまで追い込むことができます。
カイリューに対する防衛力ではカビゴンと同じくらいです。